鍋に頭をぶちまける

結構変でかなりひねくれた性格の私(宇宙人)が、生きてて腹が立ったこと、それについて考えたこと、頭の中に浮かんできたこと、洗いざらいぶちまけます。

違反とはなんなのか

 先日人の車に乗せていただいて駅まで送ってもらいましたが、駅前のごちゃごちゃしたあたりで警察官に止められ違反だと言われてしまいました。平日の昼間でバタバタしているときなので、少しムッとしていると、どうやら横断歩道に歩行者がいたところをそのまま突っ切ったでしょう、といった内容の違反のようです。
―ちょうど横断歩道の、その歩行者がやってきた側の手前にはパトカーが止まって隠れていましたので、歩行者には気づきませんでした。ちなみに、反対側には人がいなかったこと、また警察の方が立っているのも見えました。
―でも歩行者がいました。歩行者が絶対優先で、止まっていただかないと。
―本当に気づいていません。そのような言い方は納得がいきません。
―そう言われましても、歩行者がいたので…
 内心、オウムかよ!一つ覚えかよ!と私もイライラしてきました。
―あの、私も歩行者には気づきませんでした。どの交差点を、どんな人がどのように通ったのかもう一度はっきり教えていただけませんか?
―あの交差点を、あっち側から…
 それだけ!?あっちとかあのとかってなんなのか。一応ちょっとした交通違反とはいえ、法律に基づいて、罰金や罰則を適用しています。本人がわからないと言っているのだから、求められた時はきちんとどの行動がどの規則に基づいて違反だったのか特定して言うのが筋でしょう。そもそも駅の前で張っているということは、あり得る違反も予測されて、予定も決められていたわけで、警察内部での違反の判断基準や、法律、判例とかひととおりさらっておくべきなのではないでしょうか。また今回のドライバーの行動が違反だった点は、「歩行者がいたにもかかわらず横断歩道上を進んだ」ことではなく、「歩行者の存在が予想できる状況下で、一時停止を怠った」ことです。結果的に同じ規則が適用されるとしても、やっていないことをしつこく言うのは印象が悪くなるだけでしょう。そして状況として、どうしても警察側のほうが上の立場になりやすいのだから、同じことばかり繰り返すと威圧的にも聞こえます。
 たしかにドライバーの言い方も文句に聞こえかねないものだったので仕方ない面もあるでしょうが、犯罪に応じるのと同様真剣に対応していただけると、ドライバーも勉強になりました、と素直になってくれるかもしれません。互いに気持ちよく注意し合える社会が望ましい、というのは団体内に限らず、このようなシーンにも当てはめられるのではないでしょうか。